○ハンドルネーム:harpoon99
○自転車のブランド:住友重機
○モデル名:Max Titarion
○年式(分かる範囲で):1990
○コンポーネント:XC-Pro MD
○カスタムポイント:
ホイール組みを含め全て自分で組みました。
○その他エピソードなど:
国産初のTiフレームです。購入時、店頭に置いてあった下位グレードのロードフレームと持ち比べて”軽い!”と感じた記憶があります。乗り味は、縦弾性係数が鉄の1/2なのでさぞや、しなると思って購入しましたが、プレーン筒+オーバーサイズの為、恐ろしく硬い物でした。ホイールのスポークテンションが高いのとあいまって、素晴らしい加速性能を発揮しました!
Mc MahonのTiホークはマイクロセルラーウレタン式でTi製ステアリングチューブの内側は、カーボンで強化してあり、恐ろしく軽量でした。シートポスト( KEI HYDRA POST)はバネ+オイルダンパー式、シャフト4面ニードルベアリング支持で、とてもスムーズに機能し、ストローク40mm以上!。ヘッドパーツ(Onza Mongo)は上下ニードルベアリングでロックナットではなく、ネジの一部分に入った割を横からボルトで締めこむタイプの為、殆ど緩む事は無く、スレッドヘッドパーツの完成形です!
ハンドルがクロモリの理由は、当時、時々 大分市内→久住山(坊がツルまでMTB、頂上へは足で登る)にツーリング(積算距離150Km以上、積算標高1650M以上!)していたのですが、転倒時にAlのハンドルを曲げて苦労した為です。
★KAICHOコメント★
以前、ブリジストンの初代MB-1の写真を送ってくださったharpoon99さんから、またも激レアMTBが送られてきました。住友チタンのMax Titarionです。実は管理人もチタリオンのロードレーサーを知人から授かって乗っているのですが、まさかチタリオンのMTBが投稿されてくるとは想像してませんでした。(というか存在も知りませんでした)
当時の日本の技術を結集して作られたものの、バテッドチューブはまだ作ることができず、「プレーン筒」という代物。とはいえMTBのフレームとしては十分軽い仕上がりなんですね。ロードの方は持ち上げると、思ったほど軽くなくてがっかり感がありますが(笑)
構成パーツも乗ったことはもちろん、実物を見たことがないようなレアなパーツが散りばめられています。詳細も見たいですねー。
MB-1時代から数年後、harpoon99さんがMTBのさらに深い世界にハマっていったことがよく分かる一台です。「自転車はタイムマシン」と八代さんが自伝で書いていらっしゃいましたが、本当にその通りだと思います。